「工事中ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」のイラスト
オジギビト
名前がついて親しまれるようになった
工事現場イラスト素材集のページにアップした「オジギビト」のイラストです。
同ジャンルのイラスト素材に「建設工事アイコン素材集」がございます。
合わせてご見物においでください。
工事現場の看板でよく見かけるイラストですね。
この「オジギビト」という呼び名は、漫画家のとり・みき氏が考えたとのことです。
とり・みき氏が「オジギビト」と名付けるまで、このキャラクターには統一した呼び名がなかったのです。
とり・みき氏の命名によって、工事看板のキャラクターが「オジギビト」として親しまれるようになったと言っても過言ではないでしょう。
工事現場には欠かせない存在
「工事中ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」とか「工事中につき、ご不便、今しばらくご容赦下さい。」とかの文言の隣に配置されていて、今ではすっかりおなじみのイラストです。
工事現場に「オジギビト」のイラストが見あたらないと、その工事空間にちょっと違和感が漂います。
それほど、工事現場には欠かせないものとして多くの人々に認知されているイラスト素材なのです。
このイラストは、近隣対策のお守りみたいな存在になっています。
看板がもたらす安堵感
殺伐とした印象の工事現場には、大きな不安が付きまとうものです。
「工事作業員一同、安全作業に努め、一日も早く工事を完了させるために努力致しております。」と看板の文言を結べば、工事従事者の誠意あるメッセージが看板に盛り込まれていて、工事現場付近を通行する人達に、少しは安堵感を与えることが出来るかもしれません。
オジギビトのスタイル
ところで、頭を下げる時に、ヘルメットは脱ぐべきではないかというご意見も聞かれます。
かぶり物をしたまま頭を下げるなんて失礼ではないか、という趣旨の発言なのです。
巷間の工事看板に描かれている「オジギビト」には、ヘルメットを被ったままの作業員のイラストや、ヘルメットを脱いで小脇に抱えた作業員のイラストなど様々です。
工事現場の守本尊
いずれにしても、最近では、工事現場に掲げる工事看板には不可欠のイラスト素材となっています。
このイラストが無いと、工事現場に何かが欠落しているような気がします。
落ち着かない気分になるという方もいらっしゃるようです。
工事現場の関係者も落ち着いて仕事ができない。
近隣の住民の皆様も、なんだか落ち着いて生活できない有様。
今や「オジギビト」のイラストは工事現場を中心とした周囲の「守本尊(まもりほんぞん)」のような存在になっています。
いわゆる「偶像」ですね。
日本のお辞儀精神
このオジギビトのイラストは、諸外国の工事現場ではほとんど見ることが無いそうです。
やはり日本の「お辞儀精神」が産んだイラストなのでしょう。
このイラストを見て、心が和むのも日本人ならではなのでしょう。
「オジギビト」は日本人の精神が産んだ「偶像」といっても過言ではないでしょう。
「工事が終了するまでお待ち下さい」のイラスト
工事中の「不便」をお詫びする看板などにも「オジギビト」は添えられています。
このイラストは、工事現場の監督、もしくは作業員と思われる方が、脱いだヘルメットを片手に抱えて頭を下げているものです。
その真摯な表情に、通行人や、近隣の住人は、「ま、ちょっとの間我慢してやろうかな」という気になるかも知れません。
文章だけの「お詫び・説明」看板よりも、それにイラストを加える。
それによって看板は、人目を引き、見る者にある種の「安堵感」を与える効果があると思います。
それがイラスト素材のアイデアです。
オジギビトのピクト素材
Please forgive inconvenience during a construction period.
なんちゃって、アメリカやイギリスならこんな感じでしょうか。
ピクトグラムなら万国共通、ワールドワイドかと思います。
でも、 日本人の「お辞儀精神」は、ワールドワイドではないでしょうね。
他のオジギビトイラスト素材
CorelDRAWで描いた「オジギビト」です。
かなり控えめです。