「こどもの日」の元気なこどものシンボルである金太郎のイラスト
元気な男の子の象徴
こどもの日イラスト素材集のページに収録した金太郎のイラストです。
大きな鉄の斧を右手にかまえ、左手を前に突き出し、脚を広げてふんばるおなじみのポーズ。
金太郎は、元気な男の子の象徴です。
伝説や童話の金太郎は、力が強くて母親に孝行する元気で優しい男の子として描かれています。
こどもの日に多くの親は、我が子が金太郎の様な元気で優しい子どもに育ってほしいと願うことでしょう。
五月人形のモデルでもある金太郎は、ゴールデンウィークを盛り上げるキャラクターです。
「スポーツマン金太郎」の思い出
私にとっておなじみの金太郎は、寺田ヒロオ氏の漫画「スポーツマン金太郎」に出てくる主人公の金太郎です。
「スポーツマン金太郎」は1960年代前半に「週刊少年サンデー」に掲載されていた連載野球漫画です。
この漫画には、金太郎のライバルでもあり友人でもある桃太郎が登場していました。
童話の世界の二大ヒーローが、当時現役だった王選手や長嶋選手たちと一緒に活躍する野球漫画でした。
この漫画には、金太郎の友人として黒いクマも出ていました。
しかも、コトバをしゃべる黒クマ。
金太郎は、野球の試合中はユニフォーム姿でしたが、オフのときは金太郎定番の腹掛けスタイル。
その格好でクマと遊ぶ姿は少年そのもの。
とてもプロ野球選手には見えません。
元気で純真な少年たち
当時、現実と童話の世界が交錯したようなこの漫画を、夢中になって読んだ少年は多かったと思います。
もちろん、私もそのひとりでした。
金太郎と桃太郎は、童話の世界と同じ様に、「現実」でも元気で純真な少年として描かれていたのを覚えています。
「スポーツマン金太郎」には、そういう少年たちを見守る寺田ヒロオ氏のあたたかい目が感じられました。
ライバルとの熾烈な争いが描かれていないスポーツ漫画だったので、とてもホットな気分になれた漫画だったと思います。
金太郎の出世物語
民話や伝説の世界では、金太郎は成人して出世し、「坂田金時」を名乗ったとされています。
人々を苦しめた鬼である大江山の酒呑童子を退治した話は有名です。
このように、こども時代を元気に過ごし、大きくなってから出世して人々の役にたった金太郎は、「こどもの日」の象徴にふさわしいキャラクターなのでしょう。
可愛い金太郎もありなのでは・・・
上のイラストの金太郎は、力強いというよりは、可愛いという印象の強い金太郎です。
このごろの流行は、「強さ」よりも「可愛さ」という傾向がありますから、可愛い金太郎のイラストの需要も充分見込めます。
可愛いといっても弱々しさは感じられず、強さも備えた可愛さですから、金太郎としては好印象を与えることでしょう。
ちょっと中性的な金太郎です。
金太郎が女の子であっても、こんな女の子がいても良いかも知れないという思いが湧いてくる様な金太郎のイラストです。