般若面のイラスト
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「般若」の意味
般若面の般若は、仏教用語の「般若」とは関係が薄いそうです。
インターネットの大辞林で「般若」について調べてみました。
①〘仏〙 人間が真実の生命に目覚めた時にあらわれる、根源的な叡智。世界の窮極的真理を知ること。智慧。慧。
② 能の女面の一。二本の角をもつ鬼女の面。憤怒・嫉妬・苦悩の情を表す。目と歯には鍍金がはめられている。創作者は般若坊と伝える。般若面。
③ 家紋の一。
② を図案化したもの。
④ 「般若面づら」の略。
大辞林 第三版
「叡智」から「嫉妬や恨みの鬼」に転化?
上の引用の①が、仏教用語の「般若」についての記述のようです。
その下の②が、般若面についての記述です。
上のイラストの般若面は、能面で、「嫉妬や恨みのこもった女の顔」の鬼女のお面。
仏教用語の「般若」が、どうして恐ろしいお面の名前にかぶさったのか、諸説あるようです。
そのひとつが、お経の「般若心経」から転じたというものです。
古代において、「叡智のお経」であった「般若心経」は、「悪霊(鬼)」を退散させるのに有効であるとされていたそうです。
「悪霊(鬼)」を負かすのが「般若」だったわけです。
それがいつのまにか、「悪霊(鬼)」イコール「般若」になってしまったとのことです。
「悪霊(鬼)」を退治するほどの、鬼のような力を持った「般若心経」の「般若」もまた「鬼」のようであるというイメージの移り変わりがあったのでしょうか。
昔の僧侶の隠語で、お酒のことを般若湯(はんにゃとう)と呼んだそうです。
その「般若」は、お坊さんが密かに酒を飲むと知恵を授かるというジョークの「般若」なのでしょうか。
それとも、酒癖の悪いお坊さんが 酒に酔って鬼のように悪態をついたから「般若」なのでしょうか。
お酒の話ですから、どちらにもとれそうです。
それはともかく、能楽の舞台では、一般に知られている最も有名なお面ではないでしょうか。
「般若面」が能楽の舞台以外の様々な場面に登場してくるのは、その強い迫力のせいでしょう。
「叡智」の迫力は、なかなか目に見えませんが、「嫉妬や恨み」の迫力は鬼の形相で迫ってきます。
そんな般若面のイラストです。