バリケードのイラスト
安全を守るための道具
工事現場でよく見かけるバリケードのイラストです。
工事用具専門店ではA型バリケードという商品名で売られている保安用品です。
上のイラストのように、黄色と黒のトラ模様で塗り分けられているものは、たいてい工事現場で使用されています。
このバリケードのイラストは、工事現場イラスト素材集のページに収録してあります。
もともとは、戦争において相手の攻撃や侵入を防ぐために築かれる障害物のことをバリケードと言っていました。
そう言えば70年代の「大学紛争」と呼ばれた現場でも、バリケードという言葉が飛び交っていました。
それはともかく、現在のバリケードは工事現場で最も多く使われています。
戦闘現場でも工事現場でも、身の安全を守るための道具であることに変わりはないようです。
アニマルガードというバリケードもある
近頃では「アニマルガード」と呼ばれている、サルやカエルのキャラクターを脚にして、それに単管を通したものをよく見かけます。
これらはイベントなどの現場で使用されているようです。
使用目的は、工事現場と同じで、場を区切ることです。
また、近隣に小学校があるとかの和やかさが求められる工事現場では、「アニマルガード」の利用が多いようです。
場所を区切るための目印
工事現場のバリケードは、上のイラストのものがもっとも多く出回っています。
非常に華奢な作りなので、防護柵としては使えません。
A型バリケードは、場所を区切るための目印として使われている簡易なものです。
折りたたみ式で軽く、持ち運びに便利なように作られています。
このバリケードが、一旦所定の場所に設置されると、その存在感は不屈なものとなります。
設置者の許可なく、バリケードを移動することはできません。
安全第一
上のイラストが描かれた看板は、その工事現場に「立入禁止」地帯や、「立入制限」地帯があることを示しています。
安全誘導員に従っての通行が義務付けられます。
A型バリケードの上部のアングルから吊り下がった鉄板のプレートには、「安全第一」の文字と緑十字のマークが印刷されています。
工事現場の労働者にとって、最も大切なことは「安全第一」であること。
安全と危険を区切るもの
安全とは、危険の要素が無いこと。
このバリケードを境に、片方が危険地帯で、片方が安全地帯なのです。
しかし、現実の様々なシーンでの、危険と安全の境目には、イラストのようなバリケードはありません。
本人の判断力と運があるだけなのです。
それはともかく、安全と危険が、ある程度明確に区切られた工事現場。
そんな工事現場にあるバリケードのイラストです。