お父さんありがとうのイラスト
父の日のプレゼント
父の日イラスト素材集のページに収録した「お父さんありがとう」のイラストです。
6月の第3日曜日は、「父の日」となっています。
はなやかな「母の日」とくらべると、「父の日」はちょっと地味な感じです。
「父の日」の地味な感じを打ち破るには、明るいイラストが有効です。
イラストにプレゼントを描くのも必須です。
上のイラストでは、小学生ぐらいの女の子が父親にプレゼントを渡しています。
女の子は、黄色いワンピース。
若いお父さんは、緑色のTシャツです。
「父の日」には、こんな光景がほうぼうで見かけられることでしょう。
プレゼントを渡している少女の顔が嬉しそうです。
プレゼントを受け取っている父親の顔も嬉しそうです。
イラストの少女の、小さな手にはちょっと大きめのプレゼント。
ローズピンクの包装紙で包んだ箱に白いリボンがかけてあります。
中には何が入っているのでしょう。
「父の日」は「家族の日」
家族があってこその「父の日」です。
「こどもの日」も「母の日」も「父の日」も、その根源は「家族の日」です。
家族が交互に感謝し合い、健康や幸福を願うのが、「こどもの日」であり「母の日」であり「父の日」なのです。
イラストの若いお父さんは、嬉しい気持ちでいっぱいのようです。
この大きな箱にも、感謝の気持ちがいっぱい詰まっていることでしょう。
家族に対する思いやりの気持ちを育てるのが「家族の日」の様々な行事なのです。
でも、その日だけ盛りだくさんに家族に感謝するなんて、ちょっと恥ずかしい気分ではないでしょうか。
その気恥ずかしさを打ち消しているのがコマーシャリズムです。
コマーシャリズム
かつての日本では「地震・雷・火事・親父」と言われ、父親が恐れの対象として4番目にランキングされていました。
父親は、こども達にとってはとても怖い存在だったのです。
その存在感をやわらげたのが、コマーシャリズムであったかもしれません。
「家族の日」のイメージを作り上げたのはコマーシャリズムです。
父親の怖い存在感をやわらげたのもコマーシャリズムです。
コマーシャリズムは、営利主義とか金もうけ主義とかの側面を持っていますが、消費者の要求に応えなければ成り立ちません。
父親が、強くて優しい存在であってほしいという多くのこども達の要求が、「父の日」で実現したのです。
消費社会の民衆の産物
過去には「コマーシャリズムに踊らされる消費者」なんて言い方もされましたが、消費者がコマーシャリズムに振り回されっぱなしでは「家族の日」のにぎわいはなかったでしょう。
一方では有益な商業活動に、積極的に加担する消費者の存在があったのです。
「父の日」は、多くの消費者の産物です。
「地震・雷・火事・親父」が封建社会の支配者側の産物であったとすれば、「家族の日」は自由消費社会の民衆の産物と言えるでしょう。
そんな消費社会の「おとうさんありがとう」のイラストです。