桜吹雪のイラスト

2019年2月8日

桜
桜吹雪

散る桜

A storm of falling cherry blossoms.

お花見イラスト素材集のページにある「桜吹雪のイラスト」です。
桜の花びらが、青空に雪のように舞っているイラストです。
満開の桜林に春の強い風が吹いて、桜の花びらが一斉に空に舞い上がったのでしょう。

風が止むと、また穏やかなお花見日和となります。
でも、花びらは散り止みません。
ひらひらと上から落ちてくるのです。

桜の花の色

イラストの桜はちょっとピンクを濃くしてあります。
現実の桜の花びらはもっと白っぽくて、その淡いピンクの花びらが青空に舞う様は、イラストよりもはるかに美しいものがあります。
イラストで描く場合は、ピンク色を強めた方が桜の存在感が出るのでそうしています。
逆に現実では、桜の花びらのピンク色が強いと、くどいように感じてしまうでしょう。
人それぞれ好みもありますが、イラストのような濃い色の桜ばかりでは、あまり情緒を感じないかもしれません。

桜の花は淡い色合いが、さっぱりして美しいのだと思います。
桜の花が純白だとあっさりし過ぎて冷たい感じになってしまいます。
ほんのりと色づいた感じに心誘われるのです。
その、程よくほんのりの色具合が、微妙な心のときめきとなって人をお花見に駆り立てるのだと思います。

桜が愛される理由

桜の花は、なぜこうも日本人に愛されているのでしょう。
桜だけが花ではありません。
近い時期に花を咲かせる木は、アオキやハナミズキ、モクレン、コブシといろいろあります。
もちろん、それらすべての花も愛されています。

そのなかで、とりわけ桜の花が愛される理由は、桜吹雪にあると私は思っています。
桜にあって他の花にないものは、花吹雪です。
雪片のような花びらが一斉に風に舞う桜吹雪。

過ぎ去った冬の吹雪は、人々を苦しめました。
同じ吹雪でも、桜の花吹雪は、人々を陽気にします。
人々の気分を陰から陽に変えてくれるのが桜の花吹雪なのです。

日本人の対比的な自然観

非生産的な季節である冬から、作物が実る春へ。
吹雪は、雪から花へ。
その対比的な自然観が、農耕民族であった日本人の心に染み込んでいることでしょう。

ですから、冬から春へという季節の変化がなければ、桜吹雪というイメージは、なかったのではないでしょうか。
桜の花を愛するとは、単に花だけを愛しているのではないでしょう。
冬から春へ移り変わる季節に対する感動がなければ、桜の花を喜ぶことはないのではと思います。
そんな思いもあって、青空の下の桜吹雪のイラストを描きました。