早春のフキノトウのイラスト
フキノトウとは
だいぶ花が開きかけた、早春のフキノトウのイラストです。
春イラスト素材集のページに追加しました。
フキの花茎の子ども
フキノトウをフキの子どもだと勘違いしている方がいらっしゃいますが、フキノトウはフキの花茎(かけい)の子どもなのです。
おなじみの丸くて広い葉を持ったフキは、この花茎が伸び始めてから姿をあらわします。
一般にフキと呼ばれているものは、フキの葉柄(ようへい)です。
フキの花茎と葉柄は、同じ地下茎から出ています。
花茎と葉柄は食べることができるものもありますが、地下茎は有毒なので注意しましょう。
フキの花は雌雄異株
上のイラストはフキの花茎の蕾が開いて、花が顔を出しているところです。
フキの花は雌雄異株で、雄株にも雌株にも両性花があったりして、ちょっと複雑です。
そのへんを詳しく知りたい方は、フキノトウの専門サイトをご覧ください。
インターネットには、物知りなサイトがいろいろございます。
フキノトウの料理
イラスト素材展は、外見を写し取るイラストのサイトですから、フキノトウの詳しい生態については無知です。
無知ですが、イラストの作者は津軽半島の縄文人の末裔ですので、フキノトウを採取して食べることを楽しんでいます。
上のイラストは、フキノトウ採取の現場で写真に撮ったものをスケッチしました。
私の好みで言えば、山の沢の流れている近辺に出るフキノトウやフキが美味です。
イラストのフキノトウは、おひたしやてんぷらにして食べるには、ちょっと花が開き過ぎですね。
でも「ふきのとう味噌」にはよいかもしれません。
津軽地方では、フキノトウのことをバッケと呼びます。
「ふきのとう味噌」は、津軽では「バッケ味噌」。
山菜としてのフキノトウは、残雪がまだ消えない谷間の湿地に、地面からほんのちょっと顔を出したぐらいの蕾が食べ頃です。
天ぷらに良し、おひたしに良し。
旬の味と香りがいいですね。
開き気味のフキノトウを美味しく食べる料理法もあるかもしれません。
田舎のお婆さんが、ずっと胸にしまい込んでいた料理法です。
フキノトウのイラスト素材には、そんな隠れたアイデアが潜んでいます。
古来から伝わっている早春のアイデアです。
フキノトウのイラスト素材
フキノトウは早春のイメージにピッタリの花ですが、フキノトウを知らない人には、そのイメージが伝わりません。
その素朴さが、イラスト素材としてのフキノトウの弱点です。
都会育ちの若者は、フキノトウを知らない人が多いかもしれない。
しかし、故郷を離れて都会で暮らしている人にとっては、フキノトウは春を告げる思い出です。
そんなフキノトウのイラストを、何かのご参考にしてください。