ドクロマークのイラスト
「ドクロマークのイラスト」について
人間の骨のマーク。
頭蓋骨の下に大腿骨をクロスさせて組み合わせた図が、一般的なドクロマークです。
危険警告イラスト素材集のページに追加しました。
死の象徴
危険警告のイラスト
危険告知のマークとして広く知られ、また危険警告のイラストとしては最大級の危険度「死」を表しています。
ドクロと骨は、死の象徴なのです。
外国映画には海賊旗のマークとしても登場します。
凶悪な海賊が、皆殺しの通告をしているという意味なのでしょう。
海賊旗のことは、ともかくとして。
危険な地域や危険な物質を示すマーク
「死」と言うと病死ということもありますが、このマークが警告する「死」は概ね事故死のことです。
なんらかの事故によって死に至るかもしれない危険な地域・場所であることを、このマークは警告しています。
あるいは、「死」をもたらすかもしれない危険な物質をこのマークで示す場合もあります。
現在も、危険物や毒薬などの標識として使用されています。
強大な威力
ドクロマークはショッキングな印象で、絵として「死」を象徴していますから、このマークの威力は端的かつ強大です。
このマークを目にした人々は、そのことだけで不吉な思いを胸に抱くことでしょう。
そして、このイラストの示す場所や物質から即座に遠ざかろうとすることでしょう。
マークの悪用
威力があまりにも強大過ぎて、このマークを悪用する人々もいるかもしれません。
人を脅して金品を詐取するグループが悪用するかもしれません。
それだけ効果が絶大なマークであると言えるでしょう。
このマークが、凶器的に使われることもありえます。
危険告知マークには、そういう危険も潜んでいるのですから皮肉なものです。
皮肉ではなくて、骨なものですと言うべきか・・・
ともあれ、このマークを掲げた以上は、その危険の詳細を公表しなければならないでしょう。
さらに、その内容について公の調査と証明が必要だと思います。
ドクロのファッション化
また、ドクロマークのファッション化もあります。
ドクロマークのTシャツやアクセサリーがそれです。
悪趣味がオシャレなんて、異様です。
江戸時代の俳諧師である松尾芭蕉は「野ざらしを心に風のしむ身かな」と詠んで旅にでました。
「野ざらし」とは、野に放置された人間のシャレコウベのこと。
芭蕉は死の予感を抱えながらの旅であると詠ったのですが、ドクロマークのTシャツやアクセサリーにも死の予感は潜んでいます。
ドクロマークのファッション化は、ドクロの悪用ではないでしょうか。
まとめ
社会に与える影響の大きいマークであるだけに、その悪用に対しては厳重な対処が成されなければなりません。
いずれにせよ、単純で明解なこのマークは、ピクトグラムの原点だと思います。