旋回注意・接触危険のピクトグラム
Be careful to turning.Contact is dangerous.(回転には注意してください。接触は危険です。)
バックホー(バックホウ)の接触事故
工事現場イラスト素材集のページの、工事ピクトグラム素材集に収録した「旋回注意・接触危険」のピクトグラムをご紹介します。
このピクトグラムは、バックホーのバケットが接触事故を起こしている様子を表しています。
バックホーは、旋回中に接触事故を起こす可能性の大きい建設重機です。
作業員がバックホーの作業範囲内に立ち入ったり、バックホーが後進走行したときに接触事故が起こりやすいと言えます。
このピクトグラムは、バックホーが頻繁に動き回る建設現場に掲げられて、「旋回注意・接触危険」を訴えるものです。
重機の近くで作業をする者と、重機のオペレーター(操縦者)の双方に、「旋回注意・接触危険」を訴えています。
独自の事故防止対策
工事現場は過酷な労働現場のひとつです。
不注意による事故と、隣り合わせなのが工事現場です。
工事現場での事故を少なくさせるためのひとつの方法が、ピクトグラムで危険を訴えることです。
作業員の視覚に訴えることで注意力を喚起し、事故を減らそうという方法です。
あらゆる工事現場に、それぞれ特有の危険が潜んでいます。
街なかでのビル建設現場と、山中の道路新設工事現場とでは、発生する事故に違いがあります。
それぞれに対して、独自の事故防止対策が必要です。
その現場に適合する危険警告のピクトグラムが求められます。
建設重機のパワー
使う重機がおなじ種類のものであれば、事故防止対策も共通のものになります。
上のピクトグラムは、バックホーなどの油圧ショベルを使う現場で掲げるのに適しています。
バックホーのピクトグラムを上に配置し、その下に警告メッセージである 「旋回注意・接触危険」 の黒文字を配置します。
接触を強調する赤のギザギザマークが衝撃的で、現場作業員の気を引き締めることでしょう。
重機は建設現場には欠かせないものです。
強力なパワーで仕事を進めて行くのが建設重機です。
重機の強力なパワーが作業員に触れれば、大きな事故につながります。
建設重機の種類はいろいろありますが、その大部分は大きな機械です。
車体重量が数トンに及ぶものもあります。
ピクトグラムは視覚を通して常に訴え続ける
便利な機械ですが、生身の人間には脅威です。
重機が原因の事故は、死亡事故になる可能性が大きいのです。
事故の原因として上位に上げられるのが「不用意に重機の作業範囲に入る」です。
作業員もオペレーターも「慣れ」という「判断停止」に捕らわれて、危険に対する「視覚」を眠らせてしまっているのです。
危険が目に見えていながら、判断力まで行き届いていない状態なのです。
建設現場作業員の慣れによる判断停止状態に覚醒を与えるのが工事ピクトグラムの役割です。
上のピクトグラムは、すべての建設重機に対して「旋回注意・接触危険」であることを、視覚を通して常に訴え続けています。