迷路のような雪の結晶

2019年2月1日

雪の結晶
雪の結晶

空想の雪の結晶

2月になって、いよいよ津軽は厳冬期にはいります。
凍える季節に、雪の結晶イラスト素材集のページに迷路のような雪の結晶のイラストをアップしました。
空中迷路です。

自然界に存在する雪の結晶ではありません。
空想の雪の結晶です。
幻想といってもいいでしょう。
幻想を見たわけではありません。
幻想とはこんなもんじゃなかろうかという空想です。

四方八方に無数に分岐をくり返して、尖った先端がミクロの世界に消えていく。
そんな雪の結晶のイラストです。

微細な迷路

気の遠くなるような微細な迷路で構成された雪の結晶の世界。
平面的な迷路ではなく、階層的な迷路のような図の、雪の結晶を描いてみました。
奥の方へ吸い込まれそうなデザインは、描画ソフトの連続の効果です。
でも、いくら精緻な描画ソフトでも、自然の造形の美しさにはかないません。
微細な迷路は、微細な神秘の世界です。

多様で個性的

回転するように溶けて消えてゆく雪の結晶。
消えてはまた天から送り出される一瞬一瞬の造形が、永遠に繰り広げられるようです。

無数の迷路が天から降りてくる。
そのひとつひとつが、純粋な存在です。
雪の結晶は、ひとつとして同じものはありません。
多様で個性的で、それぞれが美しい存在です。

一瞬の時間のなかに永遠の時の流れが閉じ込められているような、雪の結晶の存在感です。
気が遠くなるような一瞬の時の流れ。
もしその時間を辿れるとしたら、その軌跡が迷路として織られているのでしょう。

迷路

空から降りてくる雪の結晶を見上げていると、見上げている者の魂が空に吸い上げられていくようです。
その魂が、天空で浄化されて地上に戻ってくる。
なんてことはありません。
それは錯覚です。

古代に清浄だった空は、今はそんなに清浄ではありません。
自然を制しようとする欲望の思念が渦巻いています。

けれども空は、清浄へ至る迷路です。
そんな迷路から、雪の結晶のイラストが、何かの核の模式図のように地上に降りてきます。
空で生まれた迷路の赤ちゃんが、いろいろな情報を携えて空から降りてくるのです。
情報を解析しているのは、木の洞に住む魔法使いのおばあさんかもしれません。

儚い存在を追い求める

こうして冬になると、毎日毎日メルヘンの迷路が空から降りてくるのです。
私達は、その迷路の果で凍え死ぬのか、若草の春にたどり着くのか。
謎解きの知恵が試される雪の季節。

そんな物語のある雪の結晶になるかもしれないイラストです。
淡くて儚い存在を追いもとめている迷路のイラストです。