おどけた「ひょっとこ踊り」のイラスト
滑稽な「ひょっとこ踊り」
キャラクターイラスト素材集のページに、「ひょっとこ」のお面をつけて踊っている人物のイラストを追加しました。
豆絞りの手ぬぐいで頬冠りをして、その上に「ひょっとこ」のお面をつけ、赤い着物の裾から越中ふんどしの端をのぞかせているイラストです。
両手を広げて、おどけた踊りをおどっています。
忘年会などの宴会の席で、芸達者な新入社員がこういう格好で踊っているなんてこともあるのでしょう。
宮崎県の日向市には、「日向ひょっとこ夏祭り」というお祭りがあります。
上のイラストは、「日向ひょっとこ夏祭り」に登場する滑稽な「ひょっとこ踊り」がモデルとなっています。
実際、イラストのような格好の「ひょっとこ踊り」が踊られているのです。
ファイルタイプ・画像サイズ
ファイル名:hyottko.png
ファイルタイプ:image/PNG(背景透過)
ファイルサイズ:12KB
サイズ:618X582ピクセル
制作ソフト:CorelDRAW2018
アップロード期日:2019年01月20日
関連キーワード:宮崎県,日向,夏祭り,道化,踊り
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共同体生活のストレス発散
「ひょっとこ」の面は東北地方から九州まで、方々に点在しているそうです。
どこの地方にも、このお面をつけて滑稽な仕草をする踊りがあるということです。
「ひょっとこ」の語源は「火男」がなまったものだという説があります。
「火男」とは、カマドの火をおこすのに、口を前に突き出して火に息を吹きかける男のこと。
その面相が面白おかしいので、「ひょっとこ」と囃し立てたのが始まりであるとか。
「ひょっとこ」は道化役の笑い者。
集落のなかで、道化役を演じるのに、「ひょっとこ」の風貌がピッタリだったのでしょう。
そこで、「ひょっとこ」の面をつけた道化役の登場です。
「ひょっとこ」役の者に笑い者(笑われ者)を演じさせ、共同体生活から生じるストレスを発散させていたのかもしれません。
ひょっとしたら「ひょっとこ」は、村落共同体を支える陰の立役者であるのかも知れません。
人間は、仕事と合理的な生活感覚だけでは生きていけません。
ときには、ダジャレや突飛な仕草で息抜きをします。
個人の日常で息抜きが必要なように、社会生活でも息抜きが必要です。
いっときの優越感
その息抜きの場がお祭りやイベントであり、息抜きの方法が笑いなのでしょう。
「ひょっとこ」のような道化者は、笑いを産み出す存在です。
道化は、笑いを通して見るものに安堵感と優越感を与えます。
観客は、仮装ではあるにしても目の前の愚か者に、いっときの優越感を抱くのです。
その優越感がストレスをやわらげます。
けれども道化者は、その仮面の奥の覚めた目で、優越感に浸っている観客を密かに観察しているかもしれません。
共感がカタルシスを発生させる
一方観客は、観客を観察している道化者を警戒していては、息抜きするどころか緊張が高まるばかり。
そこで観客は、大笑いを演じながら、気持ちのバランスを保とうと努めます。
やがて、道化者と観客に、演じる者同士の共感が生まれます。
その共感が、お祭りのカタルシスを生じさせるのではないでしょうか。
まとめ
ひょっとこのお面や「ひょっとこ踊り」には、ストレス解消の効能があります。
おそらく、ひょっとこ踊りのイラストにも、それはあるでしょう。
ひょっとこ踊りのキャラクターイラスト素材を、個人や社会の緊張緩和のご参考にしてください。