涼を呼ぶかき氷のイラスト
夏の風物詩
夏のイラスト集に、かき氷のイラストを加えました。
涼しそうなガラスの器に盛った、かき氷のイラストです。
上のイラストのかき氷は、イチゴのシロップです。
かき氷は、日本の夏の風物詩となっています。
風物詩とは、その季節をよく感じさせる物や事のこと。
都会の下町では、軒先を飛ぶ燕や、公園に咲き始める紫陽花もさることながら、 かき氷は夏の風物詩の代表格といえるでしょう。
夏の行楽地の飲み物
夏祭りの出店や、夏の縁日の屋台でよく見かける「飲み物」。
かき氷は、日本の夏の代表的な氷菓です。
綿飴(わたあめ)やたこ焼きと並んで、かき氷は夏のお祭りには欠かせないもの。
この頃はフラッペという、かき氷にいろいろなシロップをかけたものが出回っています。
フラッペとかき氷は、盛夏の海水浴場でもよく売られているようです。
たかが氷なのに、夏>行楽地>かき氷と、かき氷は人々を呼び込む不思議な「飲み物」です。
季節メニュー
夏の行楽地では、ほとんど見かける「飲み物」なので、かき氷のイラストは夏の行楽地の雰囲気を表すのにぴったりの素材。
でも、行楽地だけではありません。
町の食堂や喫茶店などでも、夏にはかき氷をメニューに加えるお店が多いとか。
日本人の嗜好は、暑くなったらかき氷と決まっているようです。
それぐらい、年中行事化しているってことでしょうか。
元祖は貴族の夏の飲料
現代では、夏に氷があるのは当たり前の時代ですが、古代では夏の氷は貴重で高価なものだったそうです。
平安時代の「けずり氷(ひ)」がかき氷の元祖で、当時は貴族達の夏の飲料となっていたようです。(出典:枕草子)
平安時代の庶民には、とても手の届くものではなかったのです。
それが今では、すっかり庶民の生活にとけ込んだ「飲み物」になっています。
庶民生活にとけ込み過ぎて、「縁日物」などと見下されている一面もあり、古代貴族の嗜好品の面影はございません。
納涼に役立つかき氷のイラスト
平安時代でも現代でも変わらないのは、かき氷が夏の「飲み物」として愛されていること。
特に現代では、フラッペとともに夏の「飲み物」として広く親しまれています。
喉の奥で涼を呼ぶかき氷のイラスト素材。
夏を代表するイラスト素材のひとつでしょう。
炎天下の雑踏で、人々に安堵感を与えるかき氷のイラスト。
たかが氷なのに、その不思議な存在感。
いにしえの貴族の気品が庶民の口に、なんてね。
そんなかき氷のイラスト素材。
納涼の雰囲気を演出する際のご参考にしてください。