春を象徴するタンポポのイラスト
在来種のタンポポとセイヨウタンポポ
春イラスト素材集のページに収録したタンポポのイラストです。
昔(江戸時代頃)は、春にしか見られなかったというタンポポの花。
今は外来種のセイヨウタンポポが多く生育し夏場でも見られるようになりました。
日本古来のタンポポがセイヨウタンポポに駆逐されてしまったというウワサもありましたが。
在来種であるタンポポも、一定の個体数は存在しているとのことです。
在来種のタンポポ(ニホンタンポポ)とセイヨウタンポポの見分け方は、「総苞(そうほう)」の違いを見ることです。
「総苞」とは、花のつけ根を輪状に包んでいる葉のことです。
「苞葉(ほうよう)」とも言います。
その「総苞」が花の方に向かって立っているのが在来種のタンポポです。
セイヨウタンポポは、「総苞」が茎に向かって反り返っています。
しかし、この見分け方もあいまいになりつつあるようです。
セイヨウタンポポと在来タンポポとの雑種の生育が確認されたからです。
イラストにすると同一のイメージですが、現実のタンポポの世界はややこしいものになっているようです。
なお、セイヨウタンポポが日本に帰化したのは明治37年(1904年)頃ではないかと言われています。
タンポポは春の花という印象
一年中見かけるようになったとはいえ、タンポポは春に咲くものとしての印象が強い花です。
北国では、雪が消えた野に草の芽が出て花が咲きます。
タンポポは4月の中ごろに黄色い花を咲かせます。
暖かい春の到来を実感させてくれる花です。
そういうわけで、上のタンポポのイラストは、春を象徴する花として春イラスト素材集に加えてあります。
タンポポのイラストの効果
春の訪れを告げる花のイラストですから、タンポポのイラストには、春の喜びを盛り上げる効果があります。
寒い季節が終わり、暖かい季節がやってきた喜びに、人々の心も陽気になります。
ついついサイフのヒモもゆるみがちです。
ビジネスチャンスを支えるのは、物を売り込む企画力。
その企画を飾るのが春イラスト素材集や夏イラスト素材集です。
身近でチャーミングなタンポポのイラストは、販促活動に大いに役立つことと思います。
タンポポの英語名は、有名なダンディライオン。
その由来はわかりませんが、タンポポは生命力の強い植物です。
アスファルトやコンクリートの裂け目からでも生えてきます。
そのたくましさが、ダンディライオンなのでしょうか。
感情と企画力
花が終わって、タンポポの綿毛が一斉に風に舞う様には、なんとも言えない郷愁感があります。
それぞれの子供時代を懐かしく思い出させるオブジェが、空を漂います。
それは一斉に湧いて出たノスタルジーのようです。
原っぱから空に舞う幾万ものノスタルジーの結実。
タンポポの野は、新しい季節のノスタルジーで光り輝いているのかも知れません。
それは、とても新鮮な感情。
そんな感情と企画力に役立つタンポポのイラストです。