ブキミに可愛い「提灯お化け」のイラスト

提灯お化け
提灯お化け

せつない音

The ghost of the lantern.

キャラクターイラスト素材集のページにある提灯お化けのイラストです。
ご覧の通りのブキミに可愛い提灯お化けのイラストです。
若者言葉にブサカワというのがありますが、このイラストはブキカワと言うべきでしょうか。

破れ提灯にひとつ目と長い舌が、このお化けの特徴です。
舌が長くて、もの言いたげですが、ほとんどしゃべりません。
提灯の破れ目から空気がもれて発音できないのです。
風に吹かれたときだけ、かすれたようなせつない音を出します。
「ヒャールルヒョー・・・」というせつない音も、やがて風の音にかき消されてしまいます。

そのせつない音で「お化けだぞう」と言ったものの、「それがどうした」と人間に言い返されたことがありました。
それ以来、せつない音はいっそう切なげになりました。
 

永遠のリピート

日本のお化けは、どちらかというと愉快犯的です。
人間の驚く姿で、お化けは自身のアイデンティティーを維持しているようなのです。
人間の破滅がその存在目的である悪魔とは別ものです。

日本のお化けは、怖いです。
でも良く見ると面白いところもあります。

怖いと面白いの繰り返し。
それは永遠のリピート。
接する人の年齢とともに、その時代の変遷とともに繰り返される恐怖と笑い。
その繰り返しのなかで、お化けは自身のアイデンティティーを確認し、そして失望し、消えては現れるのです。

提灯お化けのアイデンティティー

「それがどうした」とつめよられて、提灯お化けは言葉につまったのでした。
自身はお化けなのですが、相手に恐怖を与えなければ「それがどうした」なのです。
怖くないお化けはお化けじゃない。
ただ面白いだけの存在です。
そんなお化けは存在しない。
これが提灯お化けのアイデンティティーの問題です。

アイデンティティーとは、自分が自分である証。
そのアイデンティティーを失ってしまった提灯おばけ。
お化けとしての自分がない状態。
「それがどうした」と言われて、人間に流されてしまったのです。
その結果、自分の怖さを表現できなくなってしまった。
そして、存在感がなくなったのでした。

アイデンティティーの喪失

気持ちの優しい提灯お化けは 「それがどうした」とつめよられて、罪悪感のようなものが芽生えてしまったのです。
提灯お化けの罪悪感は、お化けとしての自身の存在を疑問視します。
そして、波風をたてないように人間に気を使い、空気を読んで動くようになってしまいました。
風に揺れる提灯お化け。
その結果のアイデンティティーの喪失です。

復活

提灯お化けに、新たな自身の発見はあるのでしょうか。
新たな自身に目覚めるとき、提灯お化けはより怖い存在となって復活することでしょう。
そのとき「それがどうした」への返答を、提灯お化けの怖さで表現することになるのです。
提灯お化けの復活とともに、永遠のリピートが始まります。
そんなブキミに可愛い提灯おばけのイラストです。