激しく飛び回る虻のイラスト
虻はすばしっこい
夏イラスト素材集のページに収録した虻(アブ)のイラストです。
俳句では虻は春の季語ですが、虻が活発に活動するのは6月から9月頃までなので、夏イラスト素材としました。
虻とは、ハエ目に属する一部の昆虫の総称だそうです。
その一部とは、おそらく虻的な一部なのでしょう。
ハエ目の、ある一族が虻族ということですね。
ただ煩く飛び回るだけの虻や、吸血性の害虫虻など、いろいろと虻の種類は多いとのこと。
上のイラストは、激しく動き回っている虻を描いたものです。
ハエタタキなんかでは、簡単につかまりません。
すばしっこいのです。
スプレー殺虫剤の広告に
駆除するには、スプレー殺虫剤が有効です。
なので、上の虻のイラストは、スプレー殺虫剤の販促に有効です。
いまにも襲ってきそうな虻のイラスト。
ブンブン嫌な音をたてて飛び回る虻。
このイラストは、虻の不快さを目いっぱい表現しています。
このイラストを見たら、虻に悩まされている方は、すぐにスプレー殺虫剤を買い求めることでしょう。
虻蜂取らず
「虻蜂取らず」という「ことわざ」がありますが、この「ことわざ」が出来た時代は、何か目的があって虻や蜂を取っていたのでしょうか。
「ことわざ」の意味よりも、虻や蜂を捕獲しようとした目的の方が気になります。
虻もブーンという羽音をたてて飛び、人間を刺したりしますから蜂と見分けがつけにくい場合があります。
静止した姿を見て、初めて虻か蜂かの見分けがつくのです。
虻のなかでもアカウシアブは蜂そっくりです。
静止していても、なかなか見分けがつきません。
虻と蜂の値打ちは?
取るに際して、虻と蜂とどっちが値打ちがあったのでしょう。
もちろん蜂でしょう。
蜂には、糞にたかる虻と違って清潔感があります。
それに危険度は蜂の方が高いです。
人が虻に噛まれて死んだという話は聞きませんが、蜂に刺されて アナフィラキシ―ショック で亡くなった方は少なくありません。
危険で捕獲しにくいものに、希少価値があるのが世の常です。
それに、取って食べるとしたら蜂でしょうね。
蜂の子の佃煮は美味しいというウワサです。
蜂取り
というわけで、蜂取りが獲物を取りにいったところ、一匹も捕獲できなかった。
たまに間違って虻を取ったりするのだが、今日はその虻さえ取れなかったのです。
「蜂虻取らず」では語呂が悪いので、「虻蜂取らず」。
その意味は、収穫ゼロで稼ぎの悪い亭主のこと。
これは私の空想です。
蜘蛛の話
「虻蜂取らず」ということわざの意味は、 欲張って二つのものを同時に手に入れようとしたために、結局はどちらも取れずに失敗してしまうことだそうです。
巣にかかった虻も蜂も逃してしまった蜘蛛の失敗談から生まれたことわざであるとか。
蜘蛛の場合は、蜂と虻の両方に同等の価値を見出していたから「二兎を追うものは一兎も得ず」だったのです。
人間の蜂取り(私の空想の産物です)のように蜂に価値を見出していたら、蜘蛛は「虻蜂取らず」にならなかったに違いありません。
人間の蜂取りも、目的の獲物である蜂が大量に捕獲できたなら「虻蜂取らず」にならなかったことでしょう。
話はだいぶそれましたが、恐ろしい蜂と間違いやすい「激しく飛び回る虻」のイラストでした。