高所作業者が安全帯を付けているイラスト
安全帯のイラスト素材
命綱付きベルト
工事現場、おもに建設工事現場で使う安全帯のイラスト素材です。
工事現場イラスト素材集のページにアップしました。
安全帯とは、高所で作業を行うときに身に付ける「命綱付きベルト」のことです。
上のイラストのように、命綱の先についたフックを安全手すりなどの支持物に固定して使います。
命綱を固定してあるベルトは、万が一転落したときに体を確保するためのものです。
一定の幅をもったもののほうが、転落時に体への衝撃を軽くします。
装着位置について
なお、安全帯のベルトは、腰骨の上に装着しなければなりません。
腰骨よりも下だと、転落時にベルトが体から抜けてしまう可能性があるからです。
また、あまり胸部に近い位置だと、転落時に内蔵を圧迫する恐れがあります。
上のイラスト素材の装着位置が適切です。
安全意識の普及
この安全帯は高所作業者には必携です。
労働者の安全と衛生についての基準を定めた法律である「労働安全衛生法」では、「労働者に安全帯を使用させる等墜落による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない」と 安全帯の使用を求めています。
高所とは、高さが2メートル以上の箇所とされています。
安全帯は、作業員の動きの邪魔になる時もありますが、怪我や死亡事故といった労働災害を防ぐために必要なものです。
電気工事の作業員は比較的に場所の移動が少ないので、安全帯を邪魔モノにしないのですが、高所の足場を移動しながら仕事をする建設作業員にとっては、安全帯は動きを妨げる存在であるかも知れません。
安全帯を使用するのも仕事のうちと考えれば、邪魔モノにはなりません。
安全を邪魔扱いするのは、仕事をしていないということになるからです。
安全帯のイラストは、自分の安全を自分で守るというイラストです。
安全帯のイラスト素材は、建設現場での安全意識の普及に役立つことでしょう。
安全帯のピクト
Attach a fall prevention belt.
なんてね。
近頃の建設現場では、外国人労働者も増えておりますので。
工事現場の看板に、ピクトグラム(絵文字)というイラストを添えることは重要です。
上のピクトのように、安全帯の必要性を呼びかけることによって、作業員の安全に対する意識は高まります。
図やイラストは、視覚的説得力で、工事現場の作業員の安全確保に貢献します。
文字情報は、読む行為(時間)の後、それを解釈し、判断するという過程を辿ります。
イラストやピクトグラムは、見ることが即座に判断起動につながります。
瞬時のうちの判断と行動を促すことが出来るのです。
工事現場において、ピクトグラムの需要は高まる一方です。
工事現場イラスト素材集のピクト素材は、これからも増えてまいりますので、よろしくお願い致します。
「フルハーネス型安全帯」の義務化
2019年2月より、建設業では高さ5メートル以上の高所作業を行う者は、「フルハーネス型安全帯」の装着が義務化されました。
2019年2月以降は、「フルハーネス特別教育」修了者のみが高所作業に携わることができます。